第48回日本頭痛学会の開催にあたって

第48回日本頭痛学会の開催にあたっては今回の新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、現地会場にはごく限られた参加者、座長と演者のみおいでいただき、ほとんどの会員の方々にはWebでのご参加とさせていただきました。

このため、例年開催しておりましたHeadache academy for dentist、教育セミナー、市民公開講座などは大変残念ながら中止とさせていただきました。また、今回特別に力を入れて企画しました鍼灸ハンズオン、漢方診療ハンズオンなども残念ながら中止となってしまいました。

一方で海外特別講演のAshina先生、Wang先生には大変なご理解とご尽力をいただき、遠隔での特別講演をお願いすることができました。また、その他のスポンサードシンポジウムもweb上で拝聴いただけることになりましたが、スポンサー側の意向により、リアルタイム配信のみの講演もございますので、視聴に際しましてはご注意ください。

一般演題につきましてはスライドを用いた口頭発表動画を事前に作成していただき、通常は並列会場で聞けない部分も、オンラインで時間に余裕をもってじっくりと聞いていただけるように会期を長くとらせていただきました。一般演題の中から優秀な演題を選考して優秀演題賞を設けることを予定しておりますので、多くの優れた発表動画を期待しております。

コロナ禍の中での手探りの運営となりますので色々と慣れないことも多く、不手際もあるかとは思いますが、このマイナスの状況をプラスに変えるべく工夫して開催したいと思いますので会員の皆様のご理解、ご協力をいただければ大変幸甚でございます。

今回の大会が会員皆様にとって、有益なものだったなと振り返っていただけるよう、できる限り安全を確保するように開催していきたいと思います。

どうぞよろしくご理解・ご協力のほど、お願い申し上げます。

第48回日本頭痛学会大会長
松村 明

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